一戸建て住宅は大きく2つのスタイルに大別できます。その一つが土地と建築された住宅を販売する建売住宅で、もう一つが所有している土地、または土地の購入と共に住宅を建築する注文住宅となります。どちらもメリット、デメリットしっかりしており、特徴を理解したうえで予算をたてて購入することが望ましいでしょう。その中で特にオススメしたい一戸建て住宅のスタイルは建売住宅です。
住宅情報に掲載されている一戸建てはほとんどが建売住宅で、相場が分かりやすく、予算建ての目安となりやすいといえます。その大半が、広い土地に区画された土地に建てられる分譲住宅となり、注文住宅に比べて非常に安い価格で購入できることがメリットとなります。低価格が実現する理由は、資材の大量購入により原価が抑えられていることや、テンプレート化された建築計画を利用し、工期が短縮されることで人件費や機材費が削減されていることなど徹底したコストカットが成されている事です。そして、分譲地全体の住宅建設を一つのプロジェクトとしており、プロジェクト単位の収益が期待されています。
多くのプロジェクトを行い大きな利益を求めることから売れ残りを嫌い、一棟あたりが赤字でもプロジェクト全体で黒字であれば、大幅な値下げを行ってでも完売することを優先します。そのため、数日で100~200万を一気に値下げすることもあり、また値段交渉もしやすいことは大きな魅力です。非常に安く、またたたき売り状態になりやすいことで、住宅のクオリティを心配される方もいますが、生産性を追求した設計と薄利多売のビジネススタイルのため、生活する上で大きな問題となることは無いと言えるでしょう。さらに、10年間は住宅の保証があるため、トラブルがあれば無償で修繕可能となり安心感があります。